●〔『非情』と『恥知らず』を併せもった安倍のたちの悪さ〕
前回、前々回と安倍の残虐性・非人間性について語ってきました。が、なぜ安倍がそうなのかというのは、これは結論からいうと、安倍の祖父である岸信介のDNAと、親の七光りの恩恵を常に受けてきたことによる苦労知らずが原因だ、というしかないでしょう。
原因がどうであれ、また、安倍がどのような美辞麗句や立派なスローガンを並べようと、これまでの安倍の行動やふるまいに「残虐性」「非人間性」が如実に表れています。実際、有識者や庶民の多くがそれを認めていますので、これは安倍がどうあがいても否めません。というより、安倍はそもそもあがくことすらしないのです。なぜなら安倍はそもそも、「情がない」ことに加えて「恥を知らない」からです。恥を知らないゆえに安倍は、政治家として最も大事な情が自分にないことや、または平気で嘘をついたり騙したりすることを、そもそも恥だとすら思っていないわけなのです。
安倍のたちの悪いところはまさにそこなのです。「情がない」うえに「恥を知らない」こと。安倍がこの二つを併せもっている鉄面皮であることが非常に厄介で恐ろしいわけなのです。なぜなら、情がないだけなら、非情さから生じる自分の強引さをどこかで躊躇したり、周囲から制止されたりして、どこかで思いとどまり歯止めがかかります。しかし、「情がない」うえに「恥を知らない」鉄面皮であれば、どこまでも歯止めがかからず暴走し続けるだけだからです。実際これまでの安倍政治はそうなっています。
その意味でも、残虐的・非人間的な安倍政治の原因はまさにそこにあるといえそうです。つまり、「情がない」と「恥を知らない」、安倍はこの二つを併せもっているゆえに、安倍の政治は残虐的・非人間的になってしまうのだというわけなのです。
わかりやすく公式化すると次のとおりです。
安倍 = 「情がない」 ×「 恥を知らない」 =「 残虐的・非人間的な政治」
●〔『おまえは政治家として最も大事な情がない』と父親から言われた安倍〕
ところで、安倍のそうした性質についてはどうやら昔から多くの人が見抜いていたようです。その筆頭が、安倍の父親である安倍晋太郎です。下に添付した記事に書かれてあるとおり、安倍はかつて若いころに父親から、「おまえは政治家として最も大事な情がない」と言われていたようです。自分の子供であるため安倍のことを一番よくわかっており、かつ、いちばん贔屓目に見ていたであろう父親からそれを言われたわけですから、それはまさに決定的でしょう。
下に添付した記事には、そのこと以外にも、安倍の若いころから現在にかけての周囲の評価がいろいろと書かれています。「苦労知らずの、わがままお坊ちゃん」と安倍が周囲から見られていた話や、安倍が携帯電話をいじくりまわしながらインタビューに受け答えしていた話や、集団的自衛権の行使容認で日本が戦争に巻き込まれる懸念を示した被爆者団体に対して安倍が、「見解の相違」と言って一蹴した話や、または、安倍が祖父の岸信介を尊敬し、父をライバル視していた話や、安倍の要領のよさだけは異質だといった話など、現在の安倍を知るうえで重要な情報が詰まっています。
●〔後藤田正晴もかつて安倍のことをずばり『情がない』『恥を知らない』と警戒していた〕
それから、かつて後藤田正晴という政治家がいましたが、この人もまた安倍のことをずばり「人としての情がない」「恥を知らない」と言って警戒していたようです。下に添付した写真にはその言葉の全文が書かれてあるのですが、一応これを、下に引用して書き出します。
「安倍晋三だけは首相にしてはいけない。あいつには岸の血が流れている。みんなは岸の恐ろしさを知らない。岸の血って、血縁って言うだけじゃないんだよね。人としての情がない。恥を知らない。岸信介と安倍晋三に共通しているのは、その恐ろしさなんだ(後藤田正晴)」
これを読むと強い言葉が使われており、ほんとうに心配して周囲に警告しているさまが感じられます。実際、後藤田の予言どおり、安倍が首相になってからの5年半で、日本はとても酷い状況になってしまいました。憲法無視、教育破壊、三権分立破壊、官僚機構破壊、雇用破壊、言葉の破壊、国会の無力化、強行採決、マスコミ・官僚・党員のコントロール、学問・文化の軽視、人権軽視、命の軽視、差別の横行、大企業優遇・弱者切り捨て政治、政治の私物化、税金の私物化、縁故主義政治、売国政治、軍事拡大、戦前回帰。総じていえば国民無視の政治、民主主義の破壊です。個々で見ると、一部がそうなっているものから、ほぼそうなっているものまでありますが、安倍政権が今後も長く続いたとしたら、これらが完全にそうなってしまうだろうと私は強く心配しています。
そもそも私自身、そういう危機感からブログで安倍批判を始めたのですが、私のこれまでの安倍批判はほんの触りにしか過ぎません。安倍の傍若無人ぶりが年々酷くなってきているものですから、批判しても批判してもキリがなく、批判がまったく追い付いていかないというのが悲しいかな現状なのです。
というわけですが、長くなりましたので今回のブログはここで一旦おしまいにします。次回のブログではさらに、非情・恥知らずの安倍ゆえに日本が酷い状況になっているといえる個々の具体例を挙げたいと思います。