石破茂の総裁選の秘策は、「加計問題」と「脱原発」

日刊ゲンダイ(デジタル)の8月21日付の記事によると、石破茂は、総裁選の秘策として、「加計問題」と「脱原発」を争点として取り上げるつもりのようです。昨日の私のブログ(「正体がさらけ出されるのを恐れて討論会を逃げている安倍」)でも述べたように、「加計問題」の追求にかんしては安倍がもっとも恐れていることでしょうし、安倍は石破からそこを突かれることをうすうす感じていたのでしょう。ゆえに安倍は、石破の求める討論会開催を端から逃げているのだと思うわけなのです。

だいたい安倍はいまだに総裁選出馬の表明すらしておらずのんきに休暇をとってゴルフなどしているわけですが、これなどは明らかに時間つぶし作戦でしょう。安倍が出馬を表明し、総裁選が早々と盛り上がってくれば、石破と対峙する時間(期間)がそれだけ増え、石破との討論会にも応じざるを得なくなります。それを避けるために安倍は出馬表明をぎりぎりまで遅らせようとしているに違いありません。でなければ、出馬表明を先延ばしにしなければならない特別な理由などほかにないはずです。自民党は「安倍が優勢なので、討論しても得がない」などと言っているようですが、それはまさに逃げ口上だというわけです。

それにしても、石破がそもそもなぜ加計問題と脱原発を争点として取り上げようとしているのか。それはそもそも国民の関心が高いからなのです。特に加計問題にかんしては、国民の7割が「(安倍首相が)説明責任を果たしていない」とアンケートに答えているようです。もともと石破は、民主主義の基本である国民の声や議論を大事にしています。ゆえに石破は、総裁選でこの問題を争点にしようとしているわけなのです。そしてさらには、自身が総理大臣になれば、加計理事長の国会招致にも応じるとの考えも示しているようです。

というわけで、総裁選において石破と安倍の討論会が開催されること、また、そのなかで石破が加計問題と原発問題を争点として論戦することを、安倍嫌いの私も特に願っています。

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