以前から安倍政権を批判している芸能人のひとりに吉川晃司がいます。芸能人といったらバックにファンやスポンサーが付いているので、ただでさえ政権批判などしないのがふつうなのです。が、吉川は「俺は現政権がでえっ嫌い!」などとかなり強烈に政権批判をしてきています。
たとえばこうも述べています。
「金や権力で人を黙らせようとするものに対しては、自分は絶対に『はい』とは言えません。ミュージシャンであれ、芸能人であれ、政治的な発言はしないほうがいいという風潮には疑問を感じています」
そればかりではありません。吉川は、過去にCMのオファーが来た際に、「原発発言しますか」と聞かれ、「しますよ」と答えて、CMの話が立ち消えになったこともあったようです。
安倍嫌いである私は、芸能人でありながら金も名誉も気にせず、現政権にこれだけ反発することだけでもカッコいいなぁ~と感じていたのです。が、吉川のカッコよさはなんとそれだけにはとどまりませんでした。先般、西日本が豪雨災害に見舞われましたが、吉川は広島の出身でもあることからも、ボランティアに参加したらしいのです。と言っても、吉川のカッコいいところはまさに、それをあえて隠すところなのです。
芸能人のなかには、堂々と素顔を見せてボランティアに参加するだけでなく、SNSに自身の活動風景の写真をアップしたりする者もいるそうです。が、吉川はそれらとは明らかに一線を画しています。SNSに投稿するどころか周囲にすら内緒で参加し、しかもそのいでたちは、頭と首に白いタオルを巻き、口にはマスクをしていて、最初は誰も吉川とは気づけなかったようです(下添付写真参照)。
「少しでも力になれることはないか」、純粋にただその思いでだけでボランティアに参加していることがわかるのですが、そのためか、現場でも吉川のその人柄を感じて、しだいにカッコいいと称賛を集めたようです。実際、現場では優しく頼りがいのある兄貴分とされ、気配りもあって、「リアルヒーロー現る」と大人気だったそうです。
今回の吉川をみて私はあらためてカッコいいなぁ~、本物だなと感じました。男が男に惚れるとはまさにこのような男のことです。